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アントニオ・デ・カベソン(Antonio de Cabezón, 1510年3月30日 ブルゴス - 1566年3月26日)は、スペインのルネサンス音楽の作曲家・オルガニスト。幼児期に失明した。オルガンのためのティエントで有名。多くの作品が出版譜のかたちで現存する。カベソンの作品は、現存する初期のオルガン作品の一つである。
作品には多くのIntabulations(ジョスカン・デ・プレなどのポリフォニー声楽を鍵盤楽器に編曲したもの)、ティエント、ディフェレンシアスがある。
生前に40曲がVenegas de Henestrosaの編纂したLibro de cifra nueva (Alcalá de Henares, 1557)に収められ出版されたが、大部分は彼の死後、息子のエルナンドによってObras de música para tecla, arpa y vihuela (Madrid, 1578)として刊行された。この中に収められた275曲のほとんどが、オルガンないし他の鍵盤楽器のためのものである。撥弦楽器とアンサンブルのための器楽曲、歌曲も作曲したが、今はただ1曲の歌曲が残っているのみである(Cancionero de la Casa de Medinaceli中のInvocación a la letanía)。クエンカのカテドラルに所蔵された1611年の楽譜目録にカベソン作のミサ曲が載っているが、おそらく他の多くの曲もそうだったように、曲そのものは失われた。
ティエントはイベリア半島で誕生したポリフォニー様式の器楽であり、tastar de corde(即興的な前奏)とリチェルカーレ(即興的前奏、後に発達して厳格な模倣対位法による作曲法)に関連づけられて来た。カベソン作の29のティエントが現存している。うち14曲がLibro de cifra nuevaに収められているが、これらはすべて長い音価で書かれており、模倣対位法と非模倣的な部分が交互に現れる。通常3ないし4つの主題があり、最初の主題がもっとも展開される。非模倣的な部分では頻繁に、拡張された2重奏、オスティナートに変化して行く動機といった、当時のこの分野としてはまれな技法が用いられている。別の12曲がObras de músicaに収められており、6曲は若い頃のもの、6曲は晩年のものである。初期の作品が多くの点でLibro de cifraに収められた作品に似る一方で、後期のティエントはより短い音価、より長く特徴的な主題を用いる傾向があり、多くの特徴がバロック音楽を先取りするものとなっている。
アントニオ・デ・カベソン ◇公開日: 2011年05月13日 |
『四重奏曲集 3』〜 ルネサンス舞曲 〜 アントニオ・デ・カベソン作品 【2013年録音】 ◇再生:
high / normal / low ◇演奏時間: 3分0秒 ◇公開日: 2013年04月15日 (J) |
イタリア風のパヴァーヌによる変奏曲 Diferencias sobre la Pavana Italiana ◇再生: high / normal / low ◇演奏時間: 3分0秒 ◇再生回数: 441回 (J) |
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