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ホーム ピエール・ファレーズ 北御門文雄 編  『リコーダー四重奏曲集』 〜 初級編 〜

ピエール・ファレーズ(Pierre Phalèse the Elder (alias Petrus Phalesius), 1510年頃–1575年)は16世紀フランドル地方の重要な音楽編集者であり彫刻家であった。同名の息子がいた。

ファレーズは1510年頃に現ベルギーのルーヴェンで生まれたが、その地は彼が後の1545年に書籍販売者として始めた街である。彼はその後すぐに出版所を立ち上げ、1575年までに189もの音楽書を出版した。彼は当初、彼の手による本を様々な印刷者に委託して制作していたが、1553年に彼はムーヴァブル・タイプの印刷機にて非常に高品質の出版物を作成した。1570年に彼はアントワープを拠点とする印刷者:Jean Bellère と手を組み、幅広い顧客に出版物を届けることができるようになった。

ファレーズの出版の大半はミサ曲、モテット、マニフィカト等の宗教音楽であったが、フランスのシャンソン、イタリアのマドリガル、フランドルの歌や器楽曲なども憩いとして交えて出版した。ファレーズは多くの作曲家から作品を借りたが、他の出版者による曲集の作品を含めることに抵抗を感じていなかった。それらの多くは、クレメンス・ノン・パパや、ラッスス、デ・ローレのようなフランドル楽派の作曲家のものであり、それと同時に器楽曲の幾つかはパリの出版者からル・ロイやバラードを借りていた。それらの中で注目すべきは、ルーヴェンで1570年に出版された"Selectissima... in guiterna ludenda carmina"である。それはギターを習得しようとするアマチュアのために、115の楽曲と共に、ラテン語による説明書を含んでいた。同年にファレーズは"Hortulus cytherae"という題名でシターン(撥弦楽器)のための曲集を出版した。

ファレーズは1575年にルーヴェンで没した。彼の2人の息子であるコーネイルと同名のピエール・ファレーズ(the Younger)は家業を継ぎ、1581年にはアントワープに居を移した。そこはファレーズの孫娘によって17世紀まで栄えた地である。

作品ID: W144
作品W144のロゴ

ピエール・ファレーズ
    Pierre Phalèse the Elder (alias Petrus Phalesius, c1510-1575)

◇公開日: 2007年09月26日
◇ジャンル: 編集者、03-ルネサンス、12-リコーダー(合奏)、14-歌(合唱)、21-キリスト教音楽、29-曲集、32-合唱曲、38-器楽曲

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北御門文雄 編  『リコーダー四重奏曲集』 〜 初級編 〜
  Recorder Quartets for Begners / edited by Kitamika Fumio

◇再生: high / normal / low ◇演奏時間: 0分55秒 ◇公開日: 2009年04月19日
◇関連ブログ: ガイヤルド・フランソアズ (ファレーズ) (2009年01月31日 作成) コメント
◇関連ブログ: ガイヤルド・デスコセ (ファレーズ) (2009年01月31日 作成) コメント

ガイヤルド・フランソアズ / ピエール・ファレーズ
   Gaillarde franciose / Pierre Phalese (ca.1510-1573)

◇再生: high / normal / low ◇演奏時間: 0分25秒 ◇再生回数: 779回 (J)

ガイヤルド・デスコセ / ピエール・ファレーズ
   Gaillarde descosse / Pierre Phalese (ca.1510-1573)

◇再生: high / normal / low ◇演奏時間: 0分30秒 ◇再生回数: 702回 (J)

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