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フィルミヌ・キャロン(Firminus Caron または Philippe Caron, fl.1460-1475)は、ルネサンス時代のフランス人の作曲家、および歌手である。彼は模倣的な対位法(imitative counterpoint)が確立される上で非常に重要な人物として数々成功をおさめた作曲家であり、その数々の作品が残されている。彼に関する直接的な伝記は殆どなく、そうした意味で残された作品が唯一のものと言って良い。彼の人生とキャリアに関して知られていることの大部分は推論である。
キャロンは宗教曲も世俗曲も作曲しており、5つのミサ曲と多くの世俗的な歌を含んでいる。
有名な旋律 L'homme arme に基づく最も初期のミサ曲はキャロンによるものであり、L'homme armeミサ曲は、1460年代前半のバチカンで数人の他の作曲家によって作曲され続けた。キャロンの旋律設定は、ドリアン旋法に変換され、かなり展開されている。上声部は2つの声部を模倣的に歌うのである。
彼のほとんどの世俗的な歌はフランス語で3声で書かれている。大部分はイタリアの写本に残されている。大部分はロンドー(rondeaux)であり、多くが2拍子の曲で出来ている。 彼の歌の一つ(Helas que pourra devenir)は、非常に有名であり、15世紀の第3四半期の写本において、2番目に人気があった。ちなみに第1番は、エーヌ・ヴァン・ギゼゲムの歌(De tous biens plaine)であった。通模倣様式を使用することは当時の歌では珍しいことだったが、歌の新たな傾向を開始したものように思える。デヴィッド・ファローズは、ニューグローヴ世界音楽大事典において、それが器楽曲としてのファンタジーの源泉となったのではないかと仮定した。
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フィルミヌ・キャロン ◇再生:
high / normal / low ◇演奏時間: 4分38秒 ◇公開日: 2010年05月27日 |
『メロン・シャンソン集』より ◇再生:
high / normal / low ◇演奏時間: 4分38秒 ◇公開日: 2010年05月27日 |
3. Accueilly m'a la belle (a3) / Firminus Caron ◇再生: high / normal / low ◇演奏時間: 0分59秒 ◇再生回数: 369回 (J) |
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