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イギリスの『ロバーツブリッジ写本』(Robertsbridge Codex 1360)に、鍵盤音楽のための楽譜が登場する。これらはイギリス起源のものとされているが、その記譜法から鑑みると、これらオルガン曲の故郷はイタリアと考えられる。当時のイタリアの声楽曲と同じ原則が用いられているからである。
1325年から1432年までの資料は全くないため、鍵盤楽器の次の資料はおよそ100年後となるが、オルガン音楽のスタイルの発達という点から見ると、この期間はあまり重要ではない。声楽曲がすでに4声、5声、6声の豊かな響きを駆使していた時代に、オルガン曲はまだ古風な3声の様式で書かれていた。それには一部もっともな理由がある。現在残っているこの時代のオルガン曲はすべてドイツで書かれたもので、当時のドイツは音楽芸術の中心地(北フランス等)から遠く離れていたからである。しかし、この田舎で育ったという事情のおかげで、ドイツのオルガニスト達は、オルガンという楽器の持つ可能性を急がず焦らずに発達させることができたのである。
中世末期の鍵盤音楽 ◇公開日: 2011年12月09日 |
アダム・イーレボルク作品 (1448) ◇再生:
high / normal / low ◇演奏時間: 0分39秒 ◇公開日: 2011年12月09日 (J) |
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