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カルミナ・ブラーナ(Carmina Burana)は19世紀初めにドイツ南部、バイエルン州にあるベネディクト会のボイレン修道院(ベネディクトボイエルン: Benediktbeuern)で発見された詩歌集。カール・オルフはこれに基づいて1936年に同名の世俗カンタータを作曲した。
1803年、ボイレン修道院が国有化されることになり、調査が行われたが、そこで図書室から古い歌を集めた写本が発見された。その中の歌は約300編にのぼり、ラテン語、古イタリア語、中高ドイツ語、古フランス語などで書かれていた。歌詞の内容は、若者の怒りや恋愛の歌、酒や性、パロディなどの世俗的なものが多く、おそらくこの修道院を訪れた学生や修道僧たちによるものと考えられた。中にはネウマによって簡単な旋律が付けられているものも10曲(9つの歌及び『賭事士たちのミサ曲』という曲)ある。これらの写本は11世紀から13世紀の間に書かれたと推測され、『カルミナ・ブラーナ』(ボイレンの歌)という題名で編纂され、1847年に出版された。現在、写本はミュンヘンのバイエルン州立図書館に所蔵されている。ネウマ譜が残っている歌については別の写本などからネウマを復元する試みがいくつかなされている。
エスタンピー(Estampie)は、13~14世紀のダンスで、器楽のもっとも古い形式の一つである。この名はプロヴァンス地方の言葉(estamper)すなわち"足を踏み鳴らす"から由来し、それがまたこのダンスの性格を示している。ダンスの音楽は、つり合いのとれた部分に分かれ、はっきりした終止形をもっていることから、古くから、器楽の形成発展に重要な役割を果たした。なお、種々の声部に異なった調号を用いることは、1500年以前の音楽ではごく普通のことであり、現代では声部別調号法(partial signature)という言葉で呼んでいる。
カルミナ・ブラーナ と 器楽のダンス ◇公開日: 2012年11月25日 |
中世の踊り Medieval Dance ◇再生:
high / normal / low ◇演奏時間: 0分34秒 ◇公開日: 2012年11月25日 (J) |
作者不詳 / 中世の踊り Anon. / Medieval Dance (late 13th C.) ◇再生: high / normal / low ◇演奏時間: 0分34秒 ◇再生回数: 398回 (J) |
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